Memorism Processor

XOP
(Cross Operating Processor)

XOP(Cross Operating Processor)は、データ同士の比較を得意とするプロセッサです。

XOP(Cross Operating Processor)の概念

XOP(Cross Operating Processor)は、データ同士の比較を得意とするプロセッサです。
CPUでは、データ同士が大きくなると極めて過酷な演算を実現する必要がありますが、XOPはXY2組のデータを直接比較する事ができるので、CPUによる処理に比べて大幅に効率が高くなります。

XOPのチップ構成

図に示すXdは行方向のメモリ(データ)であり、Ydは列方向のメモリ(データ)です。
このプロセッサは、以上説明の行列データの交差する位置にデータ同士を比較するための演算器を実装した構成です。
仮に行Xが1Kデータで、列Yが1Kデータの場合、演算器の数は1M個となります。
1M個の演算器がSIMD型比較演算を行うので、一致または類似など超高速な比較演算が可能になります。
XまたはYの何れかを既知データ(リファレンス)とする事により、ヒストグラムやクラス分け(グルーピング)に利用する事が可能になります。
XおよびY双方を未知のデータとするとインデックスなしの名寄せのような処理が可能になります。

XOPの応用例

XOPはヒストグラム、ソーティング、相関、クラス分けなど、2種類の未知のデータの比較はもとより、XYのいずれかを既知のデータとする事により、CPUに負担のかかる情報処理を抜本的に解消できます。

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