Memorism Processors

メンバー紹介

株式会社エイ・オー・テクノロジーズのメンバーをご紹介します。

井上 克己

代表取締役

井上 克己

博士(工学)

略歴
1968年〜1972年通信機器メーカにてNHK技術研究所向け高精細度モニタなど業務用画像機器の設計・開発に従事し画像処理の基本を習得する。
1976年〜1995年システムハウス業(マイクロコンピュータのハードウェア&ソフトウェアの設計・開発企業)を創業し、自らも顧客向けFA(Factory Automation)システムやアミューズメント機器などを設計・開発、様々な設計・開発を通じてコンピュータの得意な処理や苦手な処理を体験する。
1995年〜2007年上記システムハウスを大手EMS(ものづくり)企業グループ傘下に統合するとともに同グループの役員として同グループの技術部門や品質保証部門を統括する、設計・開発は離れマネージメントが主体になる。
2007年〜2010年前職を退任し個人でコンピュータの進化や今後のコンピュータのあるべき姿(ノイマン型コンピュータの理想)を研究する。当時はCPUのマルチコア化がコンピュータ性能向上の柱であったが、微細化の限界やAI社会の到来を考えた場合、CPUが苦手な処理を肩代わりするためのプロセッサ(メモリ一体型プロセッサ)が必要不可欠になるものと考え特許を申請する。
2010年〜現在エイ・オー・テクノロジーズを創立しメモリズムプロセッサ(メモリ一体型プロセッサ)に関連する研究開発・特許取得・実用化を推進。メモリ一体型プロセッサは現在インメモリコンピューティングとして全世界で研究されているが、メモリズムプロセッサのようにデータベースから画像認識まで広範囲に利用出来る技術は弊社独自のものと考えている。

薄衣 敏則

取締役 副社長

薄衣 敏則

略歴
1969年4月父が経営する現、株式会社薄衣電解工業入社。
1985年6月同社社長に就任、現在に至る 。
業界をリードする先端エレクトロニクスやIT技術の活用で、家族経営であった同社を業界屈指の企業に成長させるとともにメッキ業界の組合活動を通じメッキ業界発展に尽力。
2010年9月株式会社エイ・オー・テクノロジーズ 非常勤役員に就任、現在に至る。経営全般、先端エレクトロニクス並びにIT技術の調査発掘。
2017年5月地域社会並びにメッキ業界への貢献で旭日双光章を受賞。

小高 雅則

半導体開発部長

小高 雅則

主業務:メモリズムプロセッサ半導体・LSI開発、マーケティング

略歴
1975年日立製作所入社。汎用コンピュータ用最先端半導体・LSIを研究開発するデバイス開発センタに配属される。
以来、デバイス開発センタ、その後中央研究所にて、半導体・LSIの研究開発に従事する。研究開発成果はLSIのオリンピックと称されるISSCC(International Solid State Circuit Conference)にて発表した。
2001年スタンフォード大学Graduate School of BusinessにSEP(Stanford Executive Program)短期留学。経営全般を学ぶ。Intel会長/Andy Grove氏の特別講義を受け、議論する。
2004年文科省/国家プロジェクト「次期スーパーコンピュータ用要素技術開発」では日立・研究開発本部・ハイパフォーマンスコンピュータ(HPC)開発室/統括リーダとして、超低電力デバイス・回路技術の研究開発を担当した。
2015年次世代コンピュータアーキテクチャの研究開発のため、Memory Computing研究会を立ち上げる。(その後Rebooting Computing勉強会に発展する)
この研究会(もしくは勉強会)では、大学や産総研、大企業、ベンチャなどのコンピュータ関係、半導体関係、AI関係など多様な研究者・技術者が集まった。
この研究会にて、弊社井上の「メモリズム・アーキテクチャ」を知ることになる。
上記研究会や日立・中央研究所での弊社井上の講演などを通じて、メモリズム・アーキテクチャのSOP、DBP、XOPの先見性、独創性、市場性、将来性を確信するに至る。
2016年計測自動制御学会 システム・情報部門学術講演会(SSI2016)で、共同研究者の電通大/範教授とともに、共著者になる。
2019年AOT社がNEDO「AIチップ開発加速のためのイノベーション推進事業」プロジェクトに採択されたことで、上記メモリズムプロセッサ(2D-SOP)のIP化を目指し、AOT半導体開発部長として参加する。
2020年IP事業化を目指し、マーケティングに注力している。

亀山 修一

技術顧問

亀山 修一

博士(工学)、技術士(電気電子)

略歴
1972年富士通株式会社へ入社。
本社生産技術部門にて、富士通主要製品(大型計算機、光通信装置、携帯基地局、パソコン、スマホ、半導体他)の試験技術/試験設備開発に一貫して取り組む。
2014年愛媛大学から三次元LSIの計測技術の研究により、博士(工学)の学位を取得。
2017年富士通を退職、亀山技術士事務所を設立。
国際会議等での研究成果発表

 1992年IEEE ITC(国際テスト会議)大型計算機向け超大型論理回路テスタ(4800ch)、2012年IEEE ITC スーパーコンピュータ「京」の試験技術、2014年 JIEP ICEP 三次元積層LSIのTSVの微小抵抗精密計測技術ほか。

学会等での活動
  • 愛媛大学客員研究員、産業技術総合研究所客員研究員、東海大学ほかで非常勤講師。
  • エレクトロニクス実装学会にてバウンダリスキャン研究会を創設(2018年)、主査としてバウンダリスキャンの普及を推進中。
AOT社との関わり

2013年に井上社長からSOP技術を紹介され、従来のCPU+メモリによるノイマン型計算機の概念を一変させるユニークなアーキテクチャに感激、この技術は日本の電子産業を復活させる起爆剤となる可能性を感じた。そしてIT業界のリーダである富士通こそが、本技術を育成し製品化を推進すべきと考えた。その後発明されたDBP技術やXOP技術と合わせて井上社長とともに、富士通の多くの技術者そして重役にこれらの技術を紹介して富士通での製品化への取り組みを訴えた。

しかしながら当時の富士通の大きな方針転換(ハードからソフトへ)の流れの中で、採用に至らなかった。

2019年にAOT社がNEDO「AIチップ開発加速のためのイノベーション推進事業」プロジェクトに採択されたことを機に、AOT社に本格的に関わることにした。主にマーケティングやシステム開発を担当している。

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